
おっぱいコーヒー 648 アパートメント
昭和の匂いがまだ抜けない、
階段が少し軋む二階のアパート。
ベランダには色褪せた洗濯バサミ、
タオル、Tシャツ、ちょっと伸びたキャミソール。
生活感は一級品。
下町の風が、洗剤の香りと一緒に通り抜ける。
六畳一間、ちゃぶ台、古い冷蔵庫。
窓の外は隣の壁が近い。
だけど――
カップだけは、少し背伸びする。
豆は挽きたて。
ミルクフォームは丁寧に。
この部屋でいちばん洗練されているのは、
たぶんこの一杯。
生活はリアル。
夢は、湯気の中。
下町でも、お洒落に飲む。
それが今日の、おっぱいコーヒー。 ☕️

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