松原充久的ココロ

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バー「仁科」 205 木崎湖湖畔店

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バー「仁科」 205 木崎湖湖畔店

夏の終わりの木崎湖。

インバウンドも、
リゾート開発も、
洒落た観光地感もほとんどない。

繁華街どころか、
そもそも酒場が並ぶような場所でもない。

だからバー「仁科」は、
必然的に孤高になる。

湖畔に一軒。
昭和のジュークボックス、
少し古びたカウンター、
琥珀色の照明。

なのに妙にモードで、
ちゃんと美しい。

古いものを再現した店ではなく、
昭和からそのまま時間だけが進んで、
気がつけば今の方が追いついてきたような空間。

窓を開ければ木崎湖。

夏の終わりの少し冷たい風が湖上を渡り、
ジュークボックスから流れる音楽を拾って、
また湖の向こうへ運んでいく。

誰かに見つけてもらう必要もないし、
流行る必要もない。

酒と音楽と湖があれば、
バーなんて本当はそれでいい。

今夜も「仁科」は、
木崎湖のほとりで静かに営業しています。

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