松原充久的ココロ

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おっぱいコーヒー 897-1

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おっぱいコーヒー 897-1
東京タワーとユウコ
修正版

2000年。
東京タワーの灯りがまだ夜の目印だった頃、
場末のバーはケイコから、20歳の娘ユウコへ引き継がれた。

カウンターの傷も、古いグラスも、
夜ごとに鳴る氷の音も、
全部そのまま受け継がれた。

2010年、ユウコ30歳。
少しだけ街を知り、少しだけ客の嘘もわかるようになった。

2020年、ユウコ40歳。
東京の夜は静かに変わり、
昔の常連も、昔の恋も、
思い出の棚に並ぶようになった。

2030年、ユウコ50歳。
東京タワーは高いビルの間で、
もう昔ほど目立たなくなった。

それでも赤い光は消えない。
ユウコもまた、カウンターの向こうで静かに立っている。

前回は、
「ちょっと育ちすぎでは?」とか
「バストが大きすぎるかも」という声もあったので、
今夜は少しだけ現実寄りのユウコで。

派手すぎず、作りすぎず、
でもちゃんと夜の空気を知っている女。
そんなユウコが、今の場末にはちょうどいい。

場末のバーは今夜も開いている。
コーヒーの湯気と、少し濃い夜。
時間だけが、ゆっくり流れていく。

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