おっぱいコーヒー No.324 『歌舞伎町の女王（オマージュ）』 もっと神社やら、小さな公園をイメージしてたが 夏の夜、ネオンのにじむ路地。 赤いゲートの下で風が止み、 足音と信号の点滅だけが脈を打つ。 Miss J2は白いカップを指先でく…

おっぱいコーヒー No.324
『歌舞伎町の女王（オマージュ）』

もっと神社やら、小さな公園をイメージしてたが

夏の夜、ネオンのにじむ路地。
赤いゲートの下で風が止み、
足音と信号の点滅だけが脈を打つ。

Miss J2は白いカップを指先でくるり。
青い瞳に街の光、青いネイルに湯気のきらめき。
——熱いのはコーヒーだけ。

ひと口。
この街の夜は、今だけ
彼女の歩幅で進んでいく。

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