
おっぱいコーヒー 615 第二回賢人会議
レガシーな宗教が
まだカルトと呼ばれていた頃。
砂と石と祈りの匂いの中で、
賢人たちはコーヒーを飲みながら
静かに領地の分割を話し合った。
本当は、
豆を挽く音のほうが争いよりも大きければ
世界はもっと簡単だったはずだ。
でも――
誰もがエルサレムに執着した。
聖地は地図の中心にあるのではなく、
人の心の中心にあるから厄介だ。
だから歴史は少し歪み、
少し血を流し、
少し後悔を残した。
それでもテーブルの上には
湯気の立つカップがあった。
コーヒーは円満を司る。
争いの前にも、後にも、
必ず置かれている。
今日もまた、
世界のどこかで第二回目の会議が開かれている。
そして誰かが言う。
「まずは、コーヒーを。」

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